−……トントン……− 扉がノックされる。 『誰?どうぞ。』 ガチャリと開いてローディットが顔を出す。 『おはようございます。支度が整ったら、大広間でクロウ様がお待ちですので、行ってくだされ。』 『わかったわ。』 ローディットは、それだけ言うとサッサと出て行った。 私は、シャワー浴びたかったんだけど、我慢することにして、いそいそと支度をはじめた。