瑠璃色の見せた奇跡



『えっ?でも、お父さんに会っちゃったりしない?』


『大丈夫です。旦那様は、自室から殆ど出られることはないですから。』


そっか…具合ほんとに良くないんだ…。


『ローディットですね?どうぞ、お入り下さい…。』


ん?誰かいたの?


クロウの視線は、重たそうな木製のドアに向けられている。


−− ギギィー……