老人二人の心配をよそに、それからしばらくは平穏な日々が続いていた。 シバはいつも百合に寄り添い、その足元にはミケがじゃれつき、仲睦まじい家族のようだった。 百合の笑顔も日に日に、元に戻りつつあった。 気分転換に人目につかない場所にピクニックに出掛けたり、こっそりデートを楽しんだり、若い恋人達は、楽しんでいた。 あまり派手に遊んでいるとまたアイザに付け狙われますよとクロウがたしなめたりすることもあった。