『ふふふ……。』 それを見て、思わず笑いが込み上げた百合。 『百合には笑顔がよく似合う。』 久々に百合の笑った顔を見て、少しだけ胸を撫で下ろしていた。 あんな事があってから、皆、百合を腫れ物にでも障るかのように扱う。 だが、真実を知っているのは、マルス、百合、シバ、クロウ、ローディットのみであった。