自転車を止めて、靴箱へ向かう時にさっきの声について、凛ちゃんに聞いてみた。


『えっ?声?!なんにも言ってなかったし、聞こえなかったけど?』


おかしいな…確かに私には聞こえたんだけどな。


もうここからは、正門が確認できない。


なんだったんだろう。




でも私、あなたの声聞こえたよ……。