『シバ!ねぇ!猫ちゃんが外に捨てられていたの!』 百合の腕には、綺麗なグレーのほっそりしたまだ小さな小さな子猫が抱かれていた。 『飼いたいのか?』 『う、うん。だって可哀相で……クロウと海外に行ったら捨てられていたの。』 百合は、その子猫と自分を重ねて見ていたのかもしれない。 『……わかった。クロウとローディットには伝えておきなさい。』 『ありがとう!!』