百合は、翌日シバにアイザと何があったのか聞こうと、シバの部屋を訪れた。 『どうした百合?』 百合の思い詰めた表情を見て優しく問いかけるシバ。 『あのね……アイザと……』 どうしても尋ねる声が小声になってしまう百合。 けれどシバは百合が何を言いたいのかすぐに察しがついた。 『あぁ……あの日の事が聞きたいんだね?』