瑠璃色の見せた奇跡



慌てて着衣を整えようとすると、きぬ擦れの音で目を覚ましたのかアイザが


『シバ様、お目覚めですの?』


ベッドから、恥ずかし気もなく裸体のまま、起き上がるアイザ。


『……お前、何をした?』


ギロッと睨みつけた。


『何って?アハハハハ、シバ様こそ、覚えてらっしゃらないの?』


『覚えてって……』