『相手にかえって気を遣わせてはいけないから、こういうのでいいのよ!』


そういうもんなのかとシバは納得し、お金を百合に渡した。


店を出てから、楽しそうに笑いながら話しをする百合、それを穏やかな表情で眺め、相槌をうつシバ。




『邪魔な女……!!』




二人を物陰から見ていたアイザは、低い声でそう呟いた。