『そうなんですか……。』 百合は、孤独感でいっぱいだった。 なんでこんなとこに流されてきてしまったんだろう? 理由がまったくわからない。ただあの日は、神社に珍しくお参りに行って…目を閉じて拝んでいたら、急に深い闇に飲み込まれ、気付いたらココにいた。 『百合様、きっと考えてもわかりませんよ。私どもの国でも、いろいろ調査をしておりますが、もう何百年もわからずじまいですから。』