瑠璃色の見せた奇跡


†回想†


どういうわけか、ファンディールに流れついた百合。


目を覚ますと知らない銀髪の男性が


『流れてきたのか?』


顔を覗きこんでくる。


『???』


自分の状況を把握できない百合は、返す言葉が見つからない。


『一緒にくるといい……。』


若きシバは、百合の返答も聞かずに歩き出した。