『今は、とっても上手いよ!下手クソだったんだ〜!』 お母さんの知らない一面を垣間見た様な気がした。 たわいのない会話をしながら、はじめてお父さんと食べたご飯は、いつもより数倍美味しく感じた。 お父さんは、シチューを二杯もおかわりして、メイドさんを驚かせていた。 食事を下げはじめるとクロウが重たそうな本を2冊、私の前に置いた。 食後のコーヒーにフルーツを前に