そうだね、話しは、簡単には終わりそうにはなさそうだもんね。 わかったと頷き、また来た道を引き返す。 クロウは、お父さんの部屋へ、私は厨房へ。 厨房では、二人のメイドさんが、遅い朝ごはんを食べていた。 『あの〜すみません、お庭でお父さんとお昼ご飯を早く食べたいんですが、用意していただけますか?』 二人は、食べかけの手を止め、満面の笑みで、いそいそ支度をはじめようとした。