瑠璃色の見せた奇跡



『それからあと一つ頼みがある。ローディットには、少し老体に鞭うってもらわないといけないんだが……引き受けてくれるかな?』


『まだ私をコキ使うおつもりですかな?』


口髭をさすりながら、ニヤリと笑う。


『すまんな……一階の奥に飾られているラピスラズリの小さな方を急いでネックレスに加工してほしい。そしてあの石に……………。』




何やら、会話はまだ続いているようだが、話しを愛子に戻すとしよう。