秘密な花嫁~旦那様は同い年~番外編

「美結」


「なあに?」


「一緒に寝て?」


愛人が熱で赤い顔を、さらに赤くして言う。


「いいよ。一緒に寝よ」


いつもはあまり甘えてこない愛人だけど、熱のせいか甘えてきて少しカワイイ。


「うつったらごめん」


「そしたら、看病してくれる?」


「もちろん」


愛人の頭をなでてあげる。


「おやすみ、マー君」


「おやすみ」


愛人の熱い体に抱きしめられてるうちに、なんだか私まで眠くなってきた。


「私も、少しだけ」


そう思って、私はゆっくりと目を閉じた。