秘密な花嫁~旦那様は同い年~番外編

「何泣きそうな顔してるの?」


「だって・・・」


愛人が優しく笑って、私の頬をなでる。


「まだ書く?」


「ううん。もういい」


「じゃあ片付けして、ご飯食べに行こうか?」


「うん」


愛人が私から離れて、寝室に向かう。


それを見て、私も片付けを始めた。


「そういえば、ベラ帰ったのかな?」


ずっと習字に夢中になってて、ベラの存在忘れてた。


ベラが使ってた筆とか硯石とか置いてあってベラはいないってことは、帰ったんだよね。


「でも帰るなら、一言言ってくれればいいのに」


それとも、声をかけられても気づかなかったとか?


その可能性あるかも。