秘密な花嫁~旦那様は同い年~番外編

「書道って言うんだけど、昔から日本にあって。中国から入ってきたものなんだけどね」


ベラのためにオレンジジュースをグラスに注ぎながら答える。


「ごめん、そこ使えないからこっち来て」


「うん」


キッチンにあるテーブルに座ってもらう。


「どうぞ」


オレンジジュースを注いだグラスをベラの前に置く。


「ありがと。そうだ、美結お昼食べた?」


「まだだよ。ベラもまだなら何か作るけど」


「じゃあ、ちょうどよかったわ」


ベラが私の前に紙袋を差し出す。


「何これ?」


「サンドウィッチ。美結と食べようと思って」


「わ~」


袋から出てきたのは、某有名サンドウィッチ店の箱。