秘密な花嫁~旦那様は同い年~番外編

「食べよっか」


席について、二人でいただきますをする。


「マー君大丈夫?疲れてない?」


疲れているのか、少し顔色の悪い愛人が心配になって声をかける。


「まあ、少しキツいけど大丈夫」


「あんまり無理しないでね」


手術して何年もたつからもう大丈夫はことは分かってるけど、やっぱり愛人の体はいつまでたっても心配。


また愛人が倒れたらって思うと、ゾッとする。


「美結~俺大丈夫だから」


「うん」


私を安心させるように、愛人が笑う。


「美結がいるから、毎日楽しい」


「それは私も同じだよ」


今となっては、愛人と出会わなかった人生なんて考えられない。


それくらい、幸せなの。