秘密な花嫁~旦那様は同い年~番外編

「大丈夫だよ。家のことするのが私の仕事です」


そう言ってニコッと笑うと、愛人が頭をなでてくれた。


「じゃあ支度してるね」


「ああ」


キッチンに行って、ハンバーグを焼く準備を始める。


フライパンを温めて油を引いて、ハンバーグの種を置く。


焼き色がつくまで焼いて出来上がり。


あとは、肉汁が出たフライパンに赤ワインとソースとケチャップを入れてひと煮立ちさせれば、ソースが出来る。


さっき用意したお皿にハンバーグを乗せて、ソースをかける。


かぼちゃのポタージュに火を入れて、温まったところでお皿に注いだ。


「マー君、お待たせ」


リビングで新聞を読んでいた愛人に声をかける。


その間にご飯をよそう。


炊飯器はアメリカで売ってたの。


「おいしそうだな」