「じゃあ、俺がカフェオレ淹れる」


「お願いします」


愛人が小さな鍋を取り出して、牛乳を温める。


それから二人分のカップにインスタントコーヒー、私のカップには砂糖も入れて、温めた牛乳を注いだ。


「食べよっか」


「ああ」


私はスープの器、愛人はカフェオレのカップを持って、席に着く。


「いただきます」


それから二人で手を合わせて、ご飯を食べ始めた。


「マー君、今日遅い?」


「早くはないと思う」


「そっか」


最近愛人は仕事が忙しくて、帰ってくるのも夜遅い。


帰ってくるのが、夜の10時とか11時とか。


でも、社長だからしょうがないよね。