「よし。こんなもんかな」


朝7時半、朝ごはんの支度が出来た。


今日の朝ご飯は、トーストと目玉焼き、ミニトマト、昨日の残りの野菜スープ。


「マー君、起こしに行こう」


手を洗って寝室に向かった。


「マー君、起きて」


寝室のカーテンを開けて、朝日を入れる。


「んっ・・・」


ベッドに届いた日が眩しかったのか、愛人が寝返りを打った。


「もう、マー君」


ベッドの近くにしゃがみ込んで、愛人の体を揺する。


「起きてよ~」


毎朝毎朝、愛人ってば何回も起こさないと起きないんだから。


「マー君、お仕事遅刻しちゃうよ?」


もう一度体を揺すると、やっと少しだけ愛人の目が開いた。