秘密な花嫁~旦那様は同い年~番外編

「はい」


ダニエルさんがベラと呼んだ人が笑顔でこっちに来る。


「美結、ダニエルの奥さん。って、俺も初めて会うけど」


「はじめまして、イザベラです」


イザベラさんが頭を下げると、綺麗な栗色の巻き髪が揺れた。


イザベラさんはパッチリ二重で鼻筋が通った美人さんだった。


それからパーティーが終わり、私と愛人、ニックさんとダニエルさんイザベラさんは別の部屋に移動した。


「すぐ終わるから、そこで待ってて」


「うん」


愛人に頭をなでられ、近くにあったベッドに座る。


その隣に、イザベラさんが座った。


「男の人は仕事ばっかりね」


「そうですね」


大人な雰囲気を醸し出すイザベラさんに少し緊張する。


私より年上な気がするんだけど、年を聞くのは失礼だよね。