「パパたちも、美心のこと見てあげて」


美心をよく見えるように、私と愛人の後ろに立っていたパパたちに場所を譲る。


「ねえ、マー君」


「ん?」


「私、美心を見て思ったの。絶対、この子を守ろうって」


「ああ。俺も思った。頑張ろうな、三人で」


「うん」


美心と十分ふれあった私たちは、一旦美心のいる病室を出ることにした。


自分の病室に戻ると、また愛人が抱き上げて私をベッドに戻してくれる。


「ありがとう、マー君」


「どういたしまして」


美心に会うことが出来て、なんだかすごく安心した。


それは愛人もパパたちも同じだったみたいで、みんな一様にホッとしたような顔をしていた。


それからしばらくして、私と愛人はクリス先生に呼ばれて診察室に向かった。


診察室で、これからのことの説明を受ける。