秘密な花嫁~旦那様は同い年~番外編

次の日、私たちは二人揃ってクリス先生の話を聞いた。


「一週間後に、この子を出してあげようと思う。それでいいかな?」


「はい」


先生との話し合いで、この子は一週間後に帝王切開で出産してあげることになった。


「頑張ってな。絶対助けてあげるから」


クリス先生が私のお腹に向かってそう声をかけてくれる。


「それでは、一緒に頑張りましょう。絶対助けますから」


「はい。ありがとうございます」


クリス先生の言葉に、私たちはしっかりと頷いた。


その日のうちにお互いの両親に電話をして出産の予定を伝えると、忙しいのにもかかわらずアメリカに来てくれることになった。


そして時間はあっという間にたち、この子を出産する日になった。


「美結、頑張ってな」


「うん」


「パパ、ここで待ってるからな」


愛人が優しくお腹をなでる。