『うん、分かった。パパと一緒に行くね』
「ありがとう、ママ。待ってるね」
それから愛人と電話をかわって、赤ちゃんの詳しい状態が分かったら連絡すると言って電話を切った。
「最初はパパも動揺してたけど、それでも冷静に受け止めてくれたよね。ママは泣きそうだったみたいだけど」
「そうだな。二人が力になってくれて、嬉しいよ」
「うん。心強いよね」
愛人にギュッと抱きつく。
そんな私の首元に顔を埋めて、愛人はフーと息を吐いた。
「大丈夫?マー君」
「ん、大丈夫。美結抱きしめたら、次電話する力湧いてきた」
そう言った愛人は私から体を離し、自分の実家に電話を掛け始めた。
さっきと同じように、愛人と携帯を挟むようにして耳を当てる。
しばらく電話のコールが続いたあと、「はい、福田です」とお義母さんの声が聞こえてきた。
「もしもし、愛人だけど」
『愛人?どうしたの?美結さんも赤ちゃんも元気?』
「ありがとう、ママ。待ってるね」
それから愛人と電話をかわって、赤ちゃんの詳しい状態が分かったら連絡すると言って電話を切った。
「最初はパパも動揺してたけど、それでも冷静に受け止めてくれたよね。ママは泣きそうだったみたいだけど」
「そうだな。二人が力になってくれて、嬉しいよ」
「うん。心強いよね」
愛人にギュッと抱きつく。
そんな私の首元に顔を埋めて、愛人はフーと息を吐いた。
「大丈夫?マー君」
「ん、大丈夫。美結抱きしめたら、次電話する力湧いてきた」
そう言った愛人は私から体を離し、自分の実家に電話を掛け始めた。
さっきと同じように、愛人と携帯を挟むようにして耳を当てる。
しばらく電話のコールが続いたあと、「はい、福田です」とお義母さんの声が聞こえてきた。
「もしもし、愛人だけど」
『愛人?どうしたの?美結さんも赤ちゃんも元気?』

