秘密な花嫁~旦那様は同い年~番外編

私が持ってきた雑誌はレイラが編集しているもので、友達になってから毎月送ってきてくれたり、家に遊びにきてくれたりしたときに持ってきてくれる。


「あっ、今月号はミアがモデルしてる」


相変わらず綺麗だなって思って雑誌を見ていると、看護師さんが「検査の時間です」って言って呼びに来た。


今日は初日だから簡単な検査で、あまり時間もかからず終わった。


「赤ちゃん、大丈夫?疲れてない?」


ベッドに戻ってきてまずすることは、赤ちゃんに声をかけること。


「ママは、ちょっと疲れちゃったな。一緒にお昼寝しよっか」


検査は簡単だったから身体的な疲れはあまりないけど、やっぱり精神的な疲労を感じているみたいで、私はすぐに眠りに落ちていった。


それから数時間がたち、仕事終わりの愛人が病室に来てくれた。


「美結、ただいま」


「おかえり、マー君」


愛人に抱きよせられて、キスをする。


「なんか、病室でマー君におかえりって言うの、ヘンな感じ」


「俺も、病室で美結にただいまって言うの、違和感ある。でも、俺が帰ってくる場所は美結の隣だから。だから、場所はどこでもただいまって言いたい」


「うん。私も、場所はどこでもマー君におかえりって言いたい」