「美結、眠いの?」


「ちょっとね」


ご飯を食べてすぐに眠くなるなんて、なんだか子供みたいで恥ずかしい。


そう思って顔を上げると、愛人が素早くキスをしてきた。


「一緒にお風呂入る?」


「恥ずかしいよ」


また愛人のお腹に顔を埋める。


「でも、嫌じゃない?」


「なんかマー君、意地悪だ~」


「そう?」


頭をそっと持ち上げられて、ソファに下ろされる。


それからソファを下りた愛人に、抱き上げられた。


「一緒に入ろっか」


「うん」


コクンと頷いた私を見て、愛人はお風呂場に足を向けた。