「それくらいやるのに」


「いいから。俺がしたいの」


愛人はポンポンと私の頭をなでて、お皿をキッチンに運んで洗浄機に入れた。


「ありがと、マー君」


「どういたしまして」


食卓からソファに移動する。


「マー君」


「ん?」


「膝枕して?」


「いいよ」


愛人の膝に頭を乗せて、お腹に顔を埋めた。


「私、甘えすぎだね。マー君に、いろんなことしてもらって」


「そんなことないよ」


優しく髪をなでてくれる手が、すごく気持ちいい。


ご飯を食べたあとだから、なんだか眠くなってしまう。