秘密な花嫁~旦那様は同い年~番外編

「もしもし、愛人です。……はい、分かりました。はい。……待ってます」


しばらくママと話していた愛人は、最後に待ってますと言って電話を切った。


「マー君?」


「お義母さん、すぐに来てくれるって」


「うん」


ママと話したことで、気持ちがスッと楽になった。


「美結、少し落ち着いた?」


「うん。ごめんね、マー君。子供みたいなこと言って」


「気にしないで。それより、何か飲もう?脱水になったら困るから」


その言葉に首を縦に振る。


「何飲みたい?」


愛人が私の髪をなでながら聞く。


「冷たいりんごジュースがいいな」


「うん。りんごあったから、それをミキサーにかけてジュースにしようか?」


「うん。ありがとう、マー君」