秘密な花嫁~旦那様は同い年~番外編

「口ゆすげる?」


「うん」


ペットボトルのフタを開けたものを、愛人が渡してくれる。


それで口の中をゆすいで、ペットボトルを愛人に返した。


「ベッド戻ろうか」


「うん」


愛人はペットボトルのフタをして、私の腰に手を添えてベッドまで連れていってくれた。


「マー君」


「ん?」


ベッドに横になると、優しく布団をかけてくれる。


「お仕事休ませてごめんね」


「気にしないで。家で仕事するし、こんな美結ほっとけないから。いっぱいワガママ言っていいから」


「マー君、優しいね」


「だって、美結だけの子供じゃないから。だから美結一人で頑張らなくていいんだよ」


その言葉に、コクンと頷く。