秘密な花嫁~旦那様は同い年~番外編

「じゃあ、診察するから移動しようか美結」


「はい」


アダムについて行き、白を基調とした清潔感のある診察室に入る。


中には看護師さんが一人と、診察道具があった。


「座ってくれる?」


「はい」


アダムと向き合うようにして椅子に座る。


「じゃあ早速だけど、検査薬はした?」


「あっ、してないです」


「そっか。じゃあ、検査してみようか」


「はい」


検査の結果が出るまで、アダムは日本とアメリカの産婦人科の違いを教えてくれた。


アダムは医者になってからすぐ、日本の医療を知るために1年だけ日本の病院で働いていたことがあったそうだ。


「結果出ましたよ」


しばらくアダムと話をしていると、看護師さんが検査結果の紙を届けてくれた。