秘密な花嫁~旦那様は同い年~番外編

ミアが冷蔵庫を開けながら私に聞く。


「じゃあ、オレンジジュース」


「了解。ベラは?」


「じゃあ、美結と同じの」


「分かった」


オレンジジュースをグラスに注いで、私とベラに渡してくれるミア。


「ありがと」


ベラが私の隣、ミアがテーブルを挟んで私の前のソファに座る。


もらったオレンジジュースを一口飲んで、ホッと息を吐いた。


「美結、あんまり顔色良くないけど大丈夫?」


ベラが心配そうに私の顔を覗き込んでくる。


「うん、大丈夫だよ」


心配かけないように、ベラに笑いかける。


「気持ち悪いとかない?」


「ちょっとだけあるけど、大丈夫だよ」