秘密な花嫁~旦那様は同い年~番外編

「よし、完成。マー君、早く帰ってこないかな」


ミアたちが帰り、また眠くなった私はお昼も食べずに夕方まで寝てしまい、それから起きて夕ご飯の支度をしてロールキャベツを完成させた。


「本当にいるのかな?」


まだちゃんと病院にも行ってないのに喜んではいけないと思うけど、でもなんとなくウキウキした気分になっている。


「ダメダメ。喜ぶのはちゃんと赤ちゃんがいるって分かってからにしなきゃ」


もしかしたらただ単に、疲れてるだけかもしれないし。


「ただいま」


「おかえりなさい」


玄関から愛人の声がして迎えに行こうと手を洗っていると、それより早く愛人がキッチンに入ってきて後ろから私を抱きしめた。


「おかえりなさい」


「ただいま」


軽く唇同士が触れ合う。


「ご飯で来てるよ」


「ああ。着替えてくる」


愛人が着替えてる間に、ロールキャベツをよそう。