秘密な花嫁~旦那様は同い年~番外編

「だって、本当に赤ちゃんいたら無理させられないもん。あっ、手洗わせてね」


「うん」


ルークを抱っこしてキッチンの水道に連れていき、手を洗わせるミア。


「ママ、もう帰るの?」


「うん。買い物していこうか?」


「する!」


ルークの元気な声が、部屋に響く。


「赤ちゃん、か……」


「赤ちゃん!?」


いつの間にか戻ってきたルークが、座っていた私のお腹にそっと手を当てる。


「赤ちゃん、いるかなルーク」


「いるよ」


「そっか。いるんだ」


ルークの目がキラキラ輝いている。


そんなルークを見て、ミアがくすっと笑った。