「ありがとう」


貰った箱を開けると、中には直径5センチくらいのふっくらと美味しそうなパンケーキが5つほど入っていた。


しかもベリーがたくさんのっている。


「おいしそ~」


「でしょ。ここのはね、卵も牛乳も使ってないの。あとは、メープルシロップをかけて」


ミアがメープルシロップの入ったポーションタイプのカップを渡してくれた。


「ほらルーク。パンケーキよ」


「パンケーキ!」


ミアがルーク用のパンケーキの箱を開けると、ルークは飛び上がるようにして喜んだ。


「ルークのは、ベリーがのってないの?」


「うん。まだパンケーキだけで十分よ」


「そっか」


ルークのパンケーキに、メープルシロップをかけてあげるミア。


「こぼさないで食べるのよ、ルーク」


「うん」