僕の忠犬ハチ公



「な、違う!!
俺はそいつを連れこんだりしていない!!
そいつが自分から家に誘ってきたんだ!!」

「嘘つかないでよ!! あんた私のこと脅して連れこんだくせに!!」

 舞がヒステリックに叫ぶ。

「嘘ついてんのはそっちだろ!! 俺からは一言も…」
「くちごたえすんじゃねぇ!!」

 ガッ!!

「ぐ……」

 男に顔を殴られる。

 たちまち口の中に血の味がひろがる。

「てめぇは少し痛いめにあわないとわかんねぇみたいだな」

 男の口角が下品に上がった。