僕の忠犬ハチ公



 しかし、題名も本文も何も入っていない。

 白紙だ。

 間違って変なボタンでも押したのか?

 俺が不思議に思っていると、いきなり後ろから強い衝撃がはしった。

 俺は勢いよく前へ倒れこんだ。

 ズザァ!!

 コンクリートで擦った頬と手がヒリヒリし、地面にたたきつけられた体が痛い。

 現状把握をできていない状態で、後ろを振り返った俺は目をみはった。

 そこには舞、ともう一人、こわおもての男が立っていた。

「てめぇか、俺の女に手を出したやつは」

 男は俺の胸倉を掴むと、乱暴に引っ張って立たせた。

「ガキのくせにいい度胸してんじゃねぇか。舞を無理矢理家に連れこんで犯すたぁどうゆうことだよ!」

「はぁ!?」

 身に覚えのない言われように唖然とする。