「それと同じ柄なんですけど、こっちデザインが微妙に違うんですよー」
「1番人気で在庫限りなんですよー」
「モデルのナントカカントカちゃんとコラボしてるんですよー」
お客さんが何かを手にとって数秒してから、
このくらいの決まり文句が妥当、マニュアルをなぞり近付いていく。
敬語敬語せずに、フランクな感じ。友達感覚を織り交ぜて。ですますくらいが調度良いんだって。
後はお客さんの反応から、人見知りタイプなら「またお声かけて下さいねー」と去るか、
少し感想を述べるタイプの方には、似たような商品を見せたり。
会話が弾むタイプには、「えー、その髪可愛いですねー」と容姿を褒めたり、
「そのパンプスどこのですー?可愛いー」とセンスを褒めたり、
「今日は他にどこか行かれるんですかー?」と少し一歩入った話題を振ったり。
このフレンドリーらしさは忘れないが、度も弁えつつ、が難しい。
私はよく1人でじっくり選びたい人に付き纏ってしまったり。なかなか見極めが難しい。
けれどもマニュアルから逸れすぎると、
たまに覆面視察みたいに潜入してる本部の人に注意される。
だからどのショップも、あんまり違うことが言えない感じ。かな。多分。



