短編■ fashion


例えば社会人としてだと、職場によっては職業柄に合ったお化粧や髪型を守らなければいけないし、制服があると勤務中に私服を着れない。

その点、ファッションアドバイザーと言う私の仕事は、

とにかくオシャレに着飾ることが命。

髪やお化粧、外見全てにオシャレを求められることが楽しかった。


また、自分のお店の隣のお店の人と仲良くなって、向かいのお店、他ビルのお店――ショップ店員の友達が増えることが楽しかった。

オシャレな友達。夢の世界で働くことが楽しかった。



そんな毎日。

マニュアル通りの部分のチェック項目をクリアして、ようやく半年後には正社員になれた。

認められた気がして嬉しかった。

オシャレをする毎日が楽しかった。

中学の友達がお客さんで来たり、高校の後輩が来たり、なんか楽しかった。

夢の中を歩いている気持ちだった。