短編■ fashion


ショップ店員と言う肩書きは、中学生の頃から憧れていた。

いつも綺麗でキラキラしていて、いつもオシャレなショップのお姉さんは、私にとって身近な目標だった。


例えば、お店に行って新作のワンピースを店員さんが着ていると、

マネキンよりも可愛く見えて、つい手にとってみてしまう不思議。



―――“ショップ店員になりたい”

中1、そんな夢を持った。


大卒の新卒なら研修期間なしで最初から正社員になれるらしいが、私は高校を卒業してからすぐに就職した。

大卒や短大卒の方がお給料が良かったけれど、私が興味のあったファッションブランドは、正直、若いが命。

デザインや色合いは当たり前に、生地の質もなにもかも、10代後半から20代ぎり後半までがターゲット層。

似合っていれば年齢は関係ないかもしれないが、

ブランドのターゲット層によっては、募集欄にキャリアなんとか目的で若年層、30歳以下となっていて。
だから若い方が有利だと思った。

それに私の母親がうちの服を着て働けるのかと言われると、

年齢で差別はしないが色々と人間性を問われる装いになるだろう。

つまり、そこで働くには、お客さんと同年代の見た目でなければならないと思ったので、

四大で4歳重ねる分を、店員として4年働きたかったのだ。