「ねー!丹羽さんって、
関東大会の選抜選手に
選ばれたんだって!!
すっごいじゃん!!」


後からやって来た美帆が、
息を弾ませながらそう言った。

「ん~。
そおみたいだね。」

私は、わざと素っ気ないような
返事をする。

けれど、心の中では踊り出したい位
嬉しかった。