俺は鉛のように重く感じる足を1歩前に出した。


そして、また1歩……。


重い足でゆっくりゴミ捨て場に近付いて行く……。



「…………っ!」



声にならない声が出た。


なーんだ、何もないじゃん!そんな淡い期待を抱きつつ近付いたゴミ捨て場。


そんな淡い期待は脆くも崩れ去ってしまった。