美しい雨―キミの笑顔を見せて―





『雅斗?ブラのサイズがわかんないから今日は買えないけど、サイズがわかったら買うから彼女にサイズをちゃんと聞いときなさいよ!』



聞けたら苦労しねぇって。



『わかった?』


「わかったよ」



なんて返事したものの、どうしたらいいんだ……。


感情を全く表さない彼女に、いきなり“ブラのサイズ教えて?”なんて聞けるかよ。


てか、女にそんなこと聞くなんて、ただの変態だぞ?



『で、買ったらどうしたらいい?』


「わりぃけど、俺んちに持って来て?今日は……19時には帰ってるから……」


『はぁ?あのねぇ……私、一応“人妻”なんですけどぉ……』



優香は“人妻”というとこを強調して言った。



「わかってるよ」


『人妻が男の、しかも元彼の1人暮らしの部屋に行けると思う?それも夜に。ダーリンに怒られちゃうでしょ?』



アイツがダーリンって顔か?


なんて言ったら怒鳴られるから口から出そうになったのをグッと飲み込んだ。