美しい雨―キミの笑顔を見せて―





『じゃー何で雅斗のとこに女が一緒にいるのよ。彼女でもない女が……』


「それは……会った時に詳しく話すから……」


『何よ、それ?でもさぁ、その女って何歳よ?』


「えっ?」



美雨って何歳なんだろう……。


見た目は14、5歳って感じだけど……。


でも実は童顔で20歳過ぎてるのかもしれないし、小学生にも中学生にも高校生にも見える……。



「うーん……20歳くらいかなぁ?」


『何よ、その曖昧な答えは』


「だって、わかんねぇんだもん。仕方ねぇじゃん」



それに14、5歳くらいと言ったら、また犯罪だの何だの言われるかもしれない。



『ふーん、まぁいいわ。その女、20歳くらいなのよねぇ?』


「あぁ」


『何で成人してる人が自分の服や下着を買いに行けないのよ?赤ちゃんや小さな子供じゃあるまいしさ』


「だから、それは会ってから話するって!なぁ、優香?頼むよこんなこと頼めるのって、お前しかいないんだよ」


『わかった。買って来てあげる』


「ホントに!?」


『うん』



助かったぁ……。


やっぱ優香に頼んで良かったよ。