美雨、テディベアのぬいぐるみを持っていてくれたんだね。


嬉しいよ。



「まさと、さん……」



美雨が俺の名前を呼ぶ。



「美雨……」



美雨の手を握り、そのまま俺の方へ抱き寄せた。


美雨の華奢な体をギュッと強く抱きしめる。



「美雨、会いたかったよ……」



そう言って更にギュッと強く抱きしめた。