黒アゲハ Ⅱ -真実- 【完】



「おっ結奈ちゃんじゃーん」


笑顔で迎えられ、あたしはMokaの店内に入った。


いつものテーブルのいつもの席。

当たり前のように座っていた席が懐かしく感じる。


いつもの様にカレーが運ばれがつがつ食べるみんなを見てるとよく食べるな〜なんて母親みたいなこと、1人考えてた。


店長に……聞かなくっちゃ。


あたしは食べ掛けのカレーと水を持ち、店長のいるカウンターへ座った。