今日屋上で話したことを純は話してくれた。 「どうしよう……あたし、みんなを傷つけた……」 「昨日の結奈は結奈じゃねぇ。大丈夫だ。みんな本当の結奈を知ってる」 「……アタシ昨日そんなことしてたなんて……」 「記憶ねぇの?」 「昨日に限って……全くないの……。 気が付いたら寝てて……ちゃんと寝てたのかな、って思ったら手、真っ赤だった……」 「……そっか」 純はあたしの頭を優しく撫でてくれた。 「……お母さんは?」 お母さん……なんて言ったんだろ……