声がした方を向くと、視界が真っ暗に。 この温もり…… この匂い──純? 「──1人で抱え込むんじゃねぇ…」 弱々しく優しい声でそう言った。 「……純」 「なんでそんなちっちゃぇ体でこんなでけぇこと抱え込んでんだよ」 「……………」 ……ん? 「……おまえの母ちゃんに聞いた」 「え……?」 お母さんに……?