黒アゲハ Ⅱ -真実- 【完】



数分して、屋上に龍神メンバーが集合した。


「学校まで来るって…しかも学園祭だぜ!?」


裕也は嘘だろ…とでも言うようにため息をついた。


「あいつはなにを考えているかわかんねぇ。もちろん、あいつの下っぱだって潜んでいるはずだ」


純は話を進めていく。


「見張りすんの?」

「やりてぇか?健」

「その必要はないよ、純」


流星はさっきからずっとカチカチいじっていたパソコンを見せた。


…さっすが流星。

やることが違うわー。