黒アゲハ Ⅱ -真実- 【完】



幸せだった

恋人っぽくて…


でも…
幸せってすぐ消え去るんだ──…


「おっ久っしぶっりでーす、他の龍神の方々はぁ?」

「「──高峰…亜蘭」」

「あ、おハモりありがとー♪
大丈夫、今日は何もしないよー♪

何も、ね」


高峰は意味深な言葉を残し、校内へ入っていった。


純は電話を掛けはじめている。


『あぁ。そうだ。集合』


集合ね、あたしの幸せ…

もう今はないや──…